10/5(金)の全国公開に先駆けて、映画『あの頃、君を追いかけた』の
舞台挨拶&先行上映会が9/13、TOHOシネマズ緑井にて行われ、主演を務める
山田裕貴さんとヒロイン役の乃木坂46・齋藤飛鳥さんが登壇されました。
今回は試写会ではなく先行上映ということで、お客さんもチケットを購入しての鑑賞でした。チケットは抽選販売で、当日券は無く、完売だと貼り出されていました。
本作は、2011年に台湾で200万人を動員し、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった青春映画を日本版にリメイクしたものだそう。可笑しくて、切なくて、ほろ苦い、誰もが通り過ぎた『あの頃』を描いた青春ラブストーリー。お調子者で情熱的な高校生・水島浩介役を山田さん、浩介が憧れるちょっとお堅いヒロイン・早瀬真愛役を斎藤さんが演じ、
そのほか、松本穂香さん、佐久本宝さん、國島直希さん、中田圭祐さん、遊佐亮介さんらが出演されています。
舞台挨拶は、山田さんの「こんばんは~!」という快活な挨拶から始まりました。
冒頭では思いがけずカープにまつわるうれしい話が。「僕、個人的に広島にはちょっとご縁がありまして。実は父親が広島東洋カープの二軍のコーチをさせていただいています。なので広島のみなさんには助けていただいております(山田さんのお父さんは元プロ野球選手の山田和利さんだそう!)。カープの勝利が僕の家族の命運を握っているので(笑)、いまカープの調子がいいということで良かったです!」。MCの方が、山田さんが着ていたTシャツを指摘すると、「はい、カープの赤にしてきました!」と、カープ愛!?をアピールして下さいました。
「映画っていうのは、見てもらわないと始まらないので、今日はこれだけたくさんの方々にお越しいただいて本当にうれしく思います。今日は短い時間ですが・・・、
次に齋藤さんが挨拶されました。「広島はあまり来たことがないのでみなさまにお会いできて非常にうれしく思っています。今日は楽しみましょう。よろしくお願いします」と話されると、山田さんに「ガッツポーズやっとく?やっとく?」と煽られて、「それは大丈夫です(笑)」と即座にお断りされて、会場から笑いが起こっていました(笑)。顔がとても小さくてかわいいお人形のような方でした。
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MCの方に「まずは、出演が決まったときのお気持ちは?」と聞かれると、
山田さんは「台湾の人口の1/10の人が観たという大ヒット映画で、それだけ多くの人が見ているということはすでに面白い映画ができているので、面白くないものにはしたくないなと思っていました。登場人物7人みんなで力を合わせて楽しく撮影できたらいいなと」。
齋藤さんは「私はお芝居の経験があまりなく、映画も初めて出演させていただいたので、
最初は戸惑いと不安で自分に務まるのかという気持ちの方が大きかったです。けれど、だんだんと脚本を見て素敵な内容だなと思い、台湾版の映画を見て、すごく大切なものを思い出させてもらったような気持ちになったので、私も見てくださる方々に同じような気持ちになってもらえるように頑張りたいなと思うようになりました」。
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続いて、「この役に出会って、どう向き合っていかれましたか?」との質問に山田さんは「(松本穂香さん演じる)幼なじみに『芸術家と犯罪者の2人がいるような人間だ』と言われるキャラクターを演じているのですが、セリフから得る設定も重要なのですが、僕の中では浩介の『すごい人間になりたい』という気持ちが1番共感できました。僕も浩介と同じ年齢の頃、同じことを思っていたなあと。お金持ちになりたいとか女の子もモテたいとかじゃなくて、すごい人間として生きたいし死にたいなと思っていたので、自分のあの頃を浩介に重ねて演じていました」。
齋藤さんは「真愛ちゃんはすごく魅力的な子で、自分との共通点を見つけるのが難しくて。学園のマドンナとか優等生という経験が私にはなかったので、なりきれていたかどうかは今も不安です。けれど、演じているときは山田さんや他のキャストさんが盛り上げて下さったので、私もそのテンションに乗って素で笑ったり話したりできて、始まってからは思い悩んだりすることなく、楽しく演じることができました」。
◆「共演する前と後のお互いの印象は?」と聞かれると、山田さんは「飛鳥ちゃんに会う前から(乃木坂)の曲を聴いたこともありましたし、俺しゃべりかけていいのかな(ここで会場から笑いが起こっていました)と悩んだ日々もあったのですが、男子チームと女子チームの価値観の違いがこの作品では重要になってくるので、最初の距離感を大事にしながら、撮影のなかで徐々に心開いていけたらいいねって男子チームの中で話していました。ファンの方からも飛鳥ちゃんはクールって思われていると思うんですけど、ある撮影で、望んだ場所で撮れなかったシーンがあったんです。その時に飛鳥ちゃんが『残念!撮れなくて悔しい』とこぼしたんです。それ見て俺、熱いやん!と思いました。(飛鳥ちゃんを指さして)『この人、クールじゃないです!』」
と、カミングアウト!?すると、斎藤さんは「やめてください。営業妨害です(笑)」と全否定。またまた会場から笑いが起こっていました。
齋藤さんは山田さんのことを、「浩介そのままの人。お調子者で、みんなの先頭に立って場を盛り上げてくれるような、明るい方。ただ、私がそうゆう方が得意ではなくて、そうゆう方との関わり方を知らずに生きてきたので、最初は大丈夫かなという思いがありました。けれども撮影が進んでいくにつれて、山田さんのお芝居に対する熱さだったり、主演だからといって鼻にかけたりしないところ、お芝居の経験の少ない私や他のキャストさんにアドバイスをくれるところなど、自分の得ばかりを考えずいつも周りの人のことを考えて下さる方なのだなあと思いました」。
と、そこでMCの方が「広島のみなさんおとなしいですけれども、客席の上の方見えてますか~?」と言うと、山田さんが「(こちらからは)すごくよく見えていますよ~!」とファンの方々に大きく手を振る場面が。客席が和んだ瞬間でした。
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最後に、「広島のみなさんの一言ずつメッセージをお願いします」との質問に、齋藤さんは「広島のみなさんに会いに来ることができてすごくうれしかったです。この映画は戻らない時間の大切さ、儚さを教えてくれる映画なので、改めて大切なことを思い出していただけたらうれしいなと思います」と笑顔で締めくくられました。
山田さんは「作品を撮っている時はいい映画にしよう、ただそれだけの気持ちでやっていて、みんなと過ごせて楽しいのですが、こうやって宣伝しているときが一番苦しいんですよ(苦笑)。だからこそ、映画館に足を運んで下さって、今から見てもらえるというこの状況がすごくうれしいです。みなさんの心に刺さる映画になっていればいい
なと思います。もし良ければ友達とか家族とか恋人とかいろんな方に薦めてもらえたらうれしいです」。
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最後にMCの方が、「この映画も広島からヒットを飛ばしていってほしいなと思います!」と締めくくると、すかさず山田さんが「マジック7(当時)ですからね~」と、最後までカープネタで盛り上げて下さいました。
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本作の公開日は、2018年10月5日(金)。ご近所では、TOHOシネマズ緑井、イオンシネマ西風新都で上映予定です。台湾、香港、オーストラリアなど海外10か国での公開も決定しているそうで、
この秋は、“あの頃”を思い出しながら映画館へおでかけしてみてはいかがですか。
映画【あの頃、君を追いかけた】公式サイト
■TOHOシネマズ緑井 公式サイト
住所/広島市安佐南区緑井1-5-2フジグラン緑井3F
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■イオンシネマ西風新都 公式サイト
住所/広島市佐伯区石内東4丁目1-1 THE OUTLETS HIROSHIMA1階
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