読者の”さき”さんから「ピンクでカワイイお花を見つけました。この花は何ですか?」とメールをいただきました。
ピンクでカワイイお花ですね。
川沿いや、公園などで見かけるそうです。
早速、広島市植物公園の久保さんに聞いてみました!
おそらくと言ったのは、よく形の似た「ムラサキカタバミ」という近縁種があるからです。
花の中の花粉がついている葯(やく)の色で区別できるのですが、送られた写真からは判断できませんでした(イモカタバミは黄色、ムラサキカタバミは白色)
花はよく似た2種ですが、掘ってみると違いがよくわかります。イモカタバミは写真のように地下部に芋があり、ムラサキカタバミは玉ねぎのようなうろこ状になるので、一目瞭然です。ぜひもう一度近くで観察して見てください。(右がイモカタバミ、左がムラサキカタバミ)
談ですが、カタバミのなかまの葉っぱだけ見ると、クローバー(シロツメクサ)に似ており、よく間違われて取り上げられることがあります。
↓クローバ(シロツメクサ)の葉っぱ。
↓カタバミの葉っぱ
例えば、身体障害者が運転する車にはクローバーマークと呼ばれる標識がついていますが、葉っぱの1枚1枚がハート形になっています。
この形はクローバーではなく、カタバミのなかまの特徴です。ハートのほうがかわいいのでイラストとしては良いのですが、少しもやもやするのは私だけでしょうか。
せっかくなので、お家で過ごしている子供さん向けの話題も提供しましょう。
イモカタバミの大きなはっぱを使って、草相撲を楽しむことができます。
やり方は簡単で道具もいりません。
まず、大きなはっぱを根元からちぎって、茎を爪で裂いて芯だけを残してやります。
同じものを2つ作って、葉をひっかけて両側から引っ張りましょう。
葉が残ったほうが勝者です。
草相撲楽しそうですね。
大きなはっぱを見かけたら、やってみたいと思います。
広島市植物公園では、臨時休園の期間中、日替わりで植物の話題を提供されています。
ぜひご覧ください。
まるごと安佐南&安佐北ブログ。では、ご近所で知りたい草花の写真を募集します。
投稿していただいた写真は、植物公園の方に伺ってのちほど、まるごとブログ。に掲載予定です。
そして、応募された方のうち、抽選でザメディアジョンが出版した本をプレゼントします。
※サイズの大きい写真は掲載時に縮小してアップする場合があります。
■締め切り
2020年5月30日まで