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【レポート】広島市立安佐中学校の吹奏楽部が11/24(日)に「第32回全日本マーチングコンテスト全国大会」に出場するみたい。強豪校と呼ばれるその「強み」とは?

広島市立安佐中学校(安佐南区大町東)の吹奏楽部が先月、広島サンプラザホール(西区商工センター)で行われた「第32回全日本マーチングコンテスト中国大会」で代表校に選ばれ、11月24日(日)に大阪城ホールで開催される「第32回 全日本マーチングコンテスト全国大会」に出場するようです。学校そばのフェンスに横断幕が掲げられていました。

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今回、吹奏楽部が同大会に出場するのは2年ぶりだそう。安佐中の吹奏楽部というと、全国大会常連校とも言われる強豪クラブ。2012年度の全日本マーチングコンテストでは金賞全国1位を獲得したこともあるそう。また、ステージ演奏マーチングを両立しているところも特徴なようです。
いったいなぜ安佐中吹奏楽部は「強い」のか
その秘密を探るため、学校におじゃまして来ました!
さぞかし厳しい先生とキツイ練習があるんだろなぁと思いながら・・・。

校長先生がとっても協力的。

まずは校長先生が吹奏楽部の楽器を保管している教室に案内してくださいました。

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玉木校長先生(あまりにも情熱的な先生だったので後日先生のインタビュー記事を掲載させていただくことに)。
スムーズに搬出できるようにと、校舎出口から一番近い教室を楽器室にされたそうです。
また、整理整頓がしやすいようにとホームセンターで先生自らが棚を買ってきて、
楽器が置ける場所を作られたそうです。愛情を感じます。

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↑奥にあるのが校長先生が組み立てたという棚。ドラムが整然と並んでいました
「生徒にはストレスなく演奏に集中してほしいんです」と校長先生。熱いです。


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次に案内していただいたのは、校長先生が作られたという過去の部活動の功績が展示された部屋、「安佐中レジェンドメモリアルルーム」。安佐中創立から昨年までの約70年間分の卒業アルバムが展示してありました!
この部屋は文化祭で一般公開されるそう。吹奏楽部のコーナーには創部約35年分のトロフィーや表彰楯がびっしり並んでいましたよ、すごい!

顧問の先生が安佐中学校吹奏楽部の卒業生。

顧問の藤原先生とご対面。とてもやさしい若い先生じゃないですか~!
誰ですか、めっちゃ怖い厳しい先生だと思い込んでいたのは~!(私です)。
先生は2016年4月に赴任され、なんと安佐中吹奏楽部の卒業生だそうです。

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顧問の藤原先生。先生の担当楽器はオーボエだそう
——-ご自分が在籍されていたクラブの顧問をするってどんなお気持ちですか?
懐かしいなあとうれしく思う反面、伝統を引継いでいかなければというプレッシャーが大きいですね。次の時代を担う生徒を一人でも多く育てていけたらと思っています」。

——-今の吹奏楽部と昔とで変わらないところは何ですか?
「先日、生徒といっしょに本番で演奏したのですが、生徒も楽しそうでしたが、私も心の底から楽しかったんですよね。時代が変わっても、仲間と演奏する喜びは変わらないものなんだなあと思いました」。
——逆に変わったところは何ですか?
「部活動の時間が短くなっていることです。自分たちの頃はたくさん時間があるなかで作品を完成させていましたが、今の生徒たちは短い時間のなかで部活動を行い、良い作品を作っています」。

中国大会のときの写真を見せてくださるということで、吹奏楽部の部室へ。

卒業生がよく遊びに来てくれるアットホームな環境。

目についたのは壁に貼ってあるいくつものメモ。歴代の先輩たちから受け継がれていると思われる「モットー」や「教え」が書かれていました。青春ですね。

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お手紙も貼ってありましたよ。先生は、「卒業生がよく遊びに来てくれるんです。そうやってみんなで作っていくところが、安佐中の伝統的なマーチングを支えているんだなと思います」。なんかステキですね。

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ズバリ、先生に聞いてみました
—–安佐中らしいマーチングって何ですか?
基本に忠実な動き、統一された動き、爽やかな音ですね」。
—–安佐中吹奏楽部の魅力と特徴を教えてください
「魅力は、今も昔も変わらず、聴いている人々に感謝の気持ちを伝えられるように演奏し、生徒全員で作り上げてできる音楽です。特徴は、吹奏楽コンクールとマーチングコンテストの両立を目指し、地域・学校・保護者と生徒が一丸となって活動していることです」。

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↑11/3に広島学園文化学園HBGホールで開催された「ローリエットコンサート」のパンフレットに掲載された写真。現在部員は総勢60人で全国のなかでもかなり多い方みたい。
先輩と後輩がとても仲良し。

男子部員の高橋くん(2年・テナーサックス)に吹奏楽部に入った理由を聞いてみました。「全国大会に行ってみたかったから」。それはやはりピアノか何か習っていたからなのかなと思いきや、「いえ、当時は楽譜さえも読めませんでした(笑)。先輩たちが一から丁寧に教えてくれたから楽しく続けてこられました。先輩と後輩の仲がめっちゃいいんですよ」。

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↑男子部員のみなさん。とても仲良しだそうで、みんなで声をかけあって他校の定期演奏会などに行くこともあるそう。

高橋くんのお母さんは、「ボケーっとしていた子が(笑)、2年生になって後輩ができて、別人のようにしっかりしてきました。今度は自分が教えてあげる番だと、先輩としての自覚が芽生えたみたいです」。そんなお母さん、息子さんが吹奏楽部に入部する前は楽器の名前もろくに分からなったそうですが、今では親子で遠方に演奏を聴きに行くほど、吹奏楽の世界にハマっているそう。
↓全国大会へ向けて練習するようす。「うまくいかない子に対しても先輩がしっかりと面倒をみてくれています」と藤原先生。

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部長の森岡さん(3年・クラリネット)とドラムメジャー(※)の真崎さん(3年・オーボエ)にも、お話を聞いてみました。
※マーチングバンドの指揮者の呼称。行進の時バンドの先頭を歩き、バトンを上下させて方向転換の合図を出したりするひとのこと。

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ーーーマーチングの魅力って何ですか?
森岡さん「全員の動きと音が一つになったときにとても達成感があるところです」。
真崎さん「先生と生徒が一丸となって作り上げているところです。難しい分、動きと音が一体化したときには何ともいえない感動があります」。
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ーーー全国大会へ向けて意気込みをきかせてください。
森岡さん「一昨年は銅賞でとても悔しい思いをしたので、その思いをバネに、悔いの残らない演奏・演技をします」。
真崎さん「中国地区の代表として他の学校の人たちの思いも胸に頑張ります。支えて下さった先生方、保護者さん、友達に感謝の気持ちをこめてASA中サウンドを響かせます」。
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保護者の応援とサポートが力になっている。

生徒さんたちは保護者への感謝の気持ちをとても大事にしているそうです。存分に力を発揮できるのは、保護者の方々の応援とサポートがあるからなのですね。

↓10月6日に行われた中国大会で代表に選ばれた直後のようす。みなさん本当にいい表情!

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↑写真右端に写っているのは外部指導員の黒木先生。
最後に、藤原先生といっしょに指導にあたられている外部指導員の黒木先生に部員のみなさんの良いところを伺いました。
「素直な所ですね。いつもステキな笑顔を見せてくれて、サウンドが明るくキラキラしているのも、すべて素直さからきているものだと思います」。

先生、卒業生、仲間、保護者に支えられ、楽しく演奏していることが強み。

取材を重ねる中で、安佐中学校吹奏楽部の強みは、先生や卒業生、部員仲間、保護者の方々にやさしくされていること、そしてそのことに感謝して楽しく演奏できていることなんじゃないかなと思いました。
安佐中学校吹奏楽部みなさん、精いっぱい頑張ってきてくださいね。応援しています。

【学校情報】広島市立安佐中学校 
住所/広島市安佐南区大町東4丁目1-6
電話/082‐877‐0111


(上記内容は記事作成時点でのものです)
【書いた人/ayamina】

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