7/1(日)夜21時、横川シネマ(広島市西区横川町)で行われた
映画「チェリーボーイズ」(公式サイト)の上映&監督による舞台挨拶に行ってきました。
上映があったのは、横川商店街に半世紀も佇む歴史ある映画館・横川シネマ。
暗がりに浮かぶ赤いネオンが昭和の薫りを漂わせていました。
横川シネマは2014年に経営が横川商店街振興組合に移り、デジタル対応を含めた改装が行われたそうでシートも広々ときれいになっていました。
こんな時間にこんな場所でR15指定の映画を観る主婦なんて私くらいかな・・・と思いながら足を踏みいれると、すでに30人くらいの人だかりが。
主婦らしき人、青年男性グループ、夫婦連れ、若いカップル・・・。
やはり女性が多かったです。
それもそのはず、主演は今もっとも旬な若手俳優、林遣都さん。
Twitterを中心に爆発的話題を呼んだドラマ「おっさんずラブ」でさらなる実力を魅せつけた林さんが「バカでクズで卑怯でダメダメの25歳の“童貞”男」をどう演じるのかが見たくて来ていたファンも多かったはず。(私もその一人)
そして上映スタート。
驚いたのは開演アナウンスを西海監督自らがされていたこと。
ご親切にJRの終電時刻まで案内してくださっていました。
まず「チェリーボーイズ」がどんな作品なのかを紹介しておきますね。
「卒業したいだけなんです・・・。男3人、ズッコケ性春大作戦!?
大人になれない男たちのバカバカしくも愛おしい狂騒曲
童貞漫画の傑作、ついに映画化!」
仕事も恋愛もうまくいかないコンプレックスだらけの25歳の幼馴染み童貞3人組が人生を
変えるために悪戦苦闘するようすを描いた青春コメディ。
原作は若者の揺れ動く心情や歪んだ感情表現などがカルト的人気を誇る古泉智浩による同名コミック。2001年に発刊され、高い人気を誇りながらも、映像化不可能とも言われていた“童貞漫画の金字塔”が満を持しての映画化となる。不器用で情けないのにどこか愛おしいチェリーボーイズには、今注目の若手キャスト、林遣都、柳俊太郎、前野朋哉が集結。脚本は「アイスと雨音」などの監督としても知られ、独特の世界観のクリエイターとして注目を集めている松居大悟。監督は長年に渡り助監督を務め、本作が長編映画デビュー作となる西海謙一郎。
(公式パンフレットより一部抜粋)
そして上映後。いよいよ西海監督が登壇。
初めて読んだ時からこの漫画が好きで、主人公の国森に自分を重ねて、長編監督デビュー作を撮るなら絶対にこの漫画を撮りたいと思い続けてきました」
撮影開始から撮了まで15日間というハードなスケジュールだったそうですが、周りがみえないくらい集中して無我夢中で挑まれたそうです。
「僕自身はこの映画をコメディだとは思っていなくて、ものすごくマジメな気持ちで作りました。人生の大切なことに気づかせてくれる、深い人間ドラマに仕上がったと思っています」。
終盤に差し掛かると、
「みなさん、やっぱり林遣都くんのファンですか?ファンだという方~?(監督、手を挙げるポーズ)」
と客席に声を掛けられ、思わず私も手を挙げてしまいました。すると監督からうれしいお話が。
「今日は実際に映画の中で(林遣都さん演じる)国森が使っていたノートを持ってきました。実はこのノート、林くんが国森になりきって自発的にいろいろ書いて下さっているんです。僕もこんなに描いたの?!とびっくりしたくらい(笑)」
最後に監督は、「この映画は女性だけではなく、高校生や大学生の“男子”にこそ観てもらいたい作品です。親に隠れてこっそり観るみたいな感覚で。今しか感じられない気持ちを感じてほしいですね」と締めくくられ、舞台挨拶は終了となりました。
ロビーにて、映画で実際に使われていたノートを見る女性たち。笑いが起こっていました。
そのほか、実際に使われた絵コンテや監督が使われていた台本も見せてくださいました。
とゆうわけでみなさん!
映画「チェリーボーイズ」7月7日まで横川シネマで公開中です。
ぜひお楽しみください。
2008年7月1日(日)~7月4日(水)21:00
2018年7月5日(木)~7月7日(土)18:40
上映場所/横川シネマ
住所/広島市西区横川町3丁目1-12
電話番号/082-231-1001