こころ住宅団地の一角にある梅の庭園「西風梅園」。実はこの梅園、知る人ぞ知る“超一流”梅園で、樹齢100年以上の古木が多く植えられており、なかには300年以上のものもあるとか。広くはないけれども趣のある素敵な庭園で、作庭したのは代々、仁和寺御室御所に仕える日本一の桜守・第16代佐野藤右衛門さん(※プロフィール下記参照)。5年かけて整備され、2014年に一般公開された際には、こんな山奥の普通の住宅地(と言ったら失礼ですが)にスゴイ庭園ができたと話題になったそうです。開花時期になると無料で一般公開され、梅園専用の無料駐車場もあったそうなので(今はありません)、団地外からも梅を愛でに多くの方がいらっしゃっていたそう。しかしながら、最近、私有地になったという看板が立ったそうです。
梅園を維持管理している会社の私有地となったようですね。今は許可なく立ち入ることができなくなっています。残念ですが、今年の一般公開はないそうです。それでも、歩道からも十分に見ることができるそうですよ。散歩していると梅のさわやかな香りがふわっと漂ってくるそうです。すでに満開の梅もあり、これから3月下旬にかけて見頃だそうです。
※佐野 藤右衛門さんプロフィール
日本の造園家、作庭家。「佐野藤右衛門」は京都・嵯峨野にある造園業「植藤」の当主が襲名する庭師の名跡。
祖父である第14代藤右衛門が始めた日本全国のサクラの保存活動を継承し、「桜守」としても知られる。桂離宮、修学院離宮の整備を手がける。
パリ・ユネスコ本部の日本庭園をイサム・ノグチに協力して造る。
1997年(平成9年)ユネスコからピカソ・メダルを、
1999年(平成11年)勲五等双光旭日章を、受章。
2005年(平成17年)京都迎賓館の庭園を棟梁として造成。
【西風新都セントラルシティこころ】→公式ホームページ
(上記内容は記事作成時点でのものです)
【書いた人/ayamina】