【ご近所の草花】葉っぱになっている実のような物はなに？？広島市植物公園の久保さんに聞いてみた！

読者の“M”さんから、3種類の植物写真を送っていただきました。
ありがとうございます。
「毎年、子供といろんな場所に行き、その月や季節に合った場所に行って写真をとって、翌年のカレンダーを作り、遠くに離れて住む双方の実家に送っています。

今年はコロナの影響もあり、いろんな場所に出かけることもままなりません。

『来年のカレンダー作りは難しいかも…』と思っていたのですが、近所を見回してみると、家の近くの公園の木蓮だったり、昨年までは気づかなかったハナミズキの並木だったり…。三密をさけて、家の近場を散歩したら、たくさんの綺麗な風景に出会えました。今回送る写真はその散歩の途中で見つけたものです。

植物公園の方に見てもらえて、名前を教えてもらえる機会はあまりないと思うので、

今回ぜひ教えていただけるとありがたいです。よろしくお願いします。」

毎年カレンダーを作るとは、ステキですね。
ご近所の植物も見ていると楽しいです。

こちらの写真を見てみると、葉っぱに何か実のようなものがなっています。
キレイな赤紫色です。

早速、広島市植物公園の久保さんに聞いてみました！

一見すると赤い実のように見えますね。
でも、よく見てみると葉っぱの中が膨らんでいるように見えます。

これは、虫こぶといって、植物に寄生した昆虫（の卵や幼虫）に刺激されて、葉や茎が異常な形に膨らんだこぶ状の突起物です。
ということで、赤い部分は花や実ではなくて、虫の家ということになります。
植物は少しわかりにくいですが、マンサク科のイスノキでしょうか？
膨らんだ部分を割ると、中にイスノキハタマフシという虫がいると思われます。

なんと！実ではなく、虫の家だったんですね！
びっくりです。
見かけたら、中を見てみたい気もしますが、怖くてできそうもありません💦
残り2枚の写真は、次回ご紹介したいと思います。

広島市植物公園は5月18日に開園再開されました！
当面の間、以下の項目に該当される方の入園はご遠慮くださいとのことです。

☑体調の悪い方

☑マスクの着用のない方　

☑大人数での来園

ルールを守って、植物公園を楽しみたいですね。

カープ選手のパネルがあったり、