広島県で昔から盛んに行われている伝統行事、「とんど」。
とんどは、竹を大きなやぐらに組み、お正月に使った門松やしめ縄、古い御札、書初めなどを置いて火をつけ、正月に迎えた歳神様をお送りし、家内安全や一年の無事を祈る祭事だそう。
近年では、消防法や環境を配慮して「とんど」をやめてしまう地域も多いようですが、
ご近所の神社や町内会では、今なお伝統を守り続けて「とんど」を行っている地域が多くあるみたいです。
そこで、「まるごと安佐南安佐北。ブログ」では地域密着の「とんど」情報を募集し、紹介していきたいと思います。集客の意味ではなく、「私たちの地域は、今も【とんど】をしていますよ」と、ぜひ「いい町づくり」のアピールをされてください。
みなさまからの情報をお待ちしております。
早速、安佐南区長束地区のご近所さんから教えていただいた情報をご紹介します。
長束地区では、伝統文化を次世代に継承していこうと、町内会と自治会との共催で「とんど行事」に積極的に取り組んでおられるそうです。
以下、「とんど」についてチラシに書かれていることを抜粋して紹介します~。
『正月飾りである松飾り(=門松)を飾っておく期間を大正月と呼び、
終わりを告げるのが小正月。
小正月には一年の「無病息災」「家内安全」「五穀豊穣」「商売繁盛」「厄払い」などを祈願し、正月にお迎えした歳神様(万物に宿る神・五穀神・先祖の霊等)をとんど焼きの送り火によって、再び天にお送りする。
これが「とんど焼き」。
竹の爆ぜる音は災いを退ける、とんどの火にあたると風をひかない、若返る、書初めの紙が高く舞い上がると習字がうまくなる、
とんどで焼いた餅や団子を食べると虫歯にならない、
などの言い伝えがある。
このようにとんど焼きの日は、先祖や万物の神に感謝し、色々な願い事をすることと、
正月の浮かれた気分は今日までで、明日からは現実世界に戻って頑張ろう、という切り替えの日でもある』
だそうですよ~。勉強になりますね。
「とんど」に行く際の注意点!
●竹が爆ぜるときに「火のこ」が飛ぶので、火が燃え移らないような服装で行くこと
●お焚き上げするものは、ビニール、プラスチック、金属、柑橘などのナマモノ、それら全てを外して持って行くこと
●お餅は各自で持参すること
日時/2020年1月11日(土)午前11時半~午後3時ごろまで。
※雨天の場合は翌日に順延
場所/太田川放水路右岸(新庄橋と祇園大橋の間の河川敷)
↓地図は新庄橋
(上記内容は記事作成時点でのものです)
【書いた人/ayamina】
1/12 13時から、アストラムライン長楽寺駅北側のウオンツの奥の方でとんどやりますよ。