広島市安佐南区&安佐北区あたりの地域情熱ブログ。さあ、僕たちはこの町でどうイキるか。

【川内産広島菜の謎に迫る】ご近所の安佐南区在住、花井綾美さんが書いた「土と人と種をつなぐ広島」が『第14回 広島本大賞』を受賞。同時受賞したアンガルーズ田中さんとの思い出も初公開。

著者の花井綾美さんは「一般社団法人むすぶ広島」の代表理事であり、野菜ソムリエ上級プロ

2024年11月、広島県内の書店員たちが地元ゆかりのイチ推しの本を選ぶ『第14回 広島本大賞』が決まりました。ノンフィクション部門で選ばれたのは「土と人と種をつなぐ広島」(発行/ザメディアジョン)。著者はご近所の広島市安佐南区在住、花井綾美さん(写真右)です。写真左は本書の出版を担当した広島の出版社、ザメディアジョンの編集者である堀友良平さんです。

著者の花井さんは、野菜ソムリエ上級プロの資格を持ち、世界30ヵ国以上を飛び回っていた人だそうです。コロナ禍でステイホームが続く中、「一般社団法人むすぶ広島」を立ち上げ、農の現場と消費者をつなぐ活動をスタート。そうした活動を通じて知った広島の食文化の価値を深掘りしてまとめたのが本書「土と人と種をつなぐ広島」です。


▼「一般社団法人むすぶ広島」公式ホームページはコチラです。

広島市安佐南区川内の特産、広島菜をはじめ、安佐南区・安佐北区のご当地野菜が紹介

本書で多くページを使っているのが、ご近所の安佐南区川内が主な産地である広島菜について。生い立ちや川内の農法の特徴など、知られざる広島菜の歴史や魅力がまとめられています。

ほか、安佐北区小河原地区・可部地区の広島おくら、安佐南区祇園地区の祇園パセリ、安佐南区中筋のなかすじ春菊、安佐南区長楽寺地区の笹木三月子大根など、地域に根づいた野菜の歴史や特徴などが紹介されています。なかなか知らない話ばかりで、かなり興味深いですよ!

『第14回 広島本大賞』授賞式とトークショーが開催。本書が選ばれた理由は!?

さて、11/9(土)には広島駅南口地下広場で『第14回 広島本大賞』授賞式とトークショーがありました。

このもようはユーチューブの動画で視聴できますよ。

花井さんは「こんなに小さくて薄くて、テーマが地味な本を、本のプロである書店の人たちが評価して推してくれて、1年間、一生懸命書いた甲斐がありました。『広島にはこんな野菜があったんだ』『広島菜の歴史を知らなかったけど知ることができた』と思っていただくのがこの本の役目なので、うれしいです」と話していました。

広島本屋大賞の実行委員長、三浦明子さん(写真左)は「書店に何ができるのかを考えたとき、一生懸命、著者の方が書いた本の中に詰まっているものを、読み手の人たちにつなげていくのか使命だと思っています。この機会に多く手に取ってほしい本です」と話していました。

写真右のトークショーの聞き手を務めたのは、2019 年「愛と勇気を、分けてくれないか」で『第 9 回 広島本大賞』を受賞した広島在住の作家、清水浩司さんです。佐々木蔵之介×永作博美出演で映画化された闘病ドキュメンタリー本「がんフーフー日記」の著者でもあります。

サイン会もありました。

文芸部門受賞作「ちょっと不運なほうが生活は楽しい」は、アンガールズ田中卓志さんの魅力がわかる本

さて、話は変わりますが、今回の『第14回 広島本大賞』文芸部門は、「ちょっと不運なほうが生活は楽しい」(著者/アンガールズ田中卓志、発行/新潮社)が受賞しました。
▼著者が参加できなかったため、発行元の新潮社の社員さんが代わりに参加(写真左)。

この本、この記事を書いている私ささかずも書店に並んだときにたまたますぐに読みました。すごい良かったです!

広島大学をめざし、中区舟入で一人暮らしをしながら浪人していた時代の話、親にウソをついて芸人をめざして上京したときの話、そしてSNSで話題になった、看護師と子育てで多忙な毎日を送る母親が毎朝つくってくれた弁当の感動話、、、など、本当に笑いと感動に包まれる本でした。

▼コチラはアンガールズ田中が母親の弁当で冷凍唐揚げがバカにされ、感情を高ぶらせながら母親をかばうシーンです。涙出ます、、、。

どうでもいい話ですが、アンガールズの二人は広島の学生時代、ささかずの職場でアルバイトというか、何度も一緒に活動をしたことがあります。二人ともボルケーノという大学サークルに所属。広島大学の学生だった田中くんにはポスターのモデルをやってもらい、広島修道大学の山根くんは一緒に雑誌をつくったり、イベント運営を手伝ってもらったり、、、。まさか上京してタレントになると思っていなかったので、彼らが卒業して数年後、「アッコにおまかせ」や「エンタの神様」などテレビで見たときはかなり驚きました。名作DVD「ナタリー」は即買いしました。

本離れが進んでいる時代ですが、やはり読書は大事です。知らなかったことを深く知ることができたり、生きるヒントが見つかることも多々あります。そして、いい本を書くには東京ではなく、広島にいながらでもできるということが改めて感じられました!

(上記内容は記事作成時点でのものです)
【書いた人/ささかず編集長】

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